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妊娠初期から補うべきビオチンの効果効能とは

ビオチンの効果効能とは

ビオチンはビタミンB群の1つですが、妊娠に関する働きなどについては意外と知られていないのではないでしょうか。
「ビオチンは妊娠中に摂取しても大丈夫なの?」
「飲んでいるサプリにビオチンが入っているけどどんな効果があるの?」
などその働きや効果についてはわからない人が多いかと思います。

実はビオチンは皮膚の細胞に関わる働きをします。もちろん妊娠中に飲むことでママや赤ちゃんにも影響があります。
ここではビオチンの効果や摂取目安量などについて詳しく解説します。

ビオチンとは

ビオチンはビタミンB群の1つの水溶性ビタミンです。
別名に「ビタミンB7」という言い方もします。

ビオチンは皮膚炎予防因子としてドイツで発見されました。
そのためドイツでは、ドイツ語の皮膚の意味を持つ単語の頭文字をとって「ビタミンH」とも言われています。

ビオチンは脂肪酸代謝に関与、糖質代謝に関与、アミノ酸代謝に関与している大切なビタミン
これらの代謝に不可欠な酵素であるカルボキシラーゼをサポートする、補酵素としての働きを持っていることから「補酵素R」とも言われているのです。
さまざまな健康のために欠かせない働きがあります。

ビオチンの主な効果

コラーゲンの生成を促し皮膚の粘膜を強くする

コラーゲンアミノ酸によるたんぱく質合成には欠かせない、カルボキシラーゼの補酵素としてビオチンは不可欠です。
合成によって作られた、たんぱく質にはコラーゲンがあります。

他にもタンパク質は、皮膚、筋膜、血管、髪の毛など、体の基本をつくるための栄養素として不可欠です。
肌細胞の中では、細網線維と言われる網の目のように張り巡らされたコラーゲン線維が、肌の基礎部分を作っています。

その網目にはヒアルロン酸などさまざまな美容成分が辛み、肌全体のハリ、ツヤ、弾力を作り上げています。
また、血管などを柔らかく弾力を持たせ若々しい状態を保つ働きや、関節では骨を守るクッション代わりにもなっているのです。

このように美容だけでなく健康のためにも、コラーゲン生成を促進するための補酵素であるビオチンは、不足しないようにしたいものです。

ヒスタミンを体外に排出させ皮膚炎などを改善

ビオチンはヒスタミンの前駆物質であるヒスジンの働きを抑え、尿排出する働きがあるのです。
体の中に有害物質が侵入しようとすると、免疫システムが働き、ヒスタミンが体内でつくられます。

ヒスタミンは皮膚に浸入してきた有害物質を取り除くため、炎症を起こし、強力な痒みを起こすのです。
アトピー性皮膚炎は免疫システムの暴走によって、ヒスタミンの過剰増加と過剰反応が起こります。

アトピー性皮膚炎の治療にも

アトピーの子供上でご紹介したようにヒスタミンの抑制効果も、アトピー性皮膚炎の痒みと深く関わり、アトピー性皮膚炎の改善には欠かせません。
そして他にも近年の研究において、アトピー性皮膚炎患者の血中ビオチン濃度が低下している傾向があるとのことがわかり、医師もビオチンの処方を行っています

不足しているビオチンを補給することで、皮膚細胞の再生サイクルである、ターンオーバーを正常に整える働きがあるのです。
またビオチンと同時にビタミンCとミヤリサンの摂取により、ビオチン効果はより高まります

ビタミンCにはビオチンの吸収を高め、肌を整えるというダブルの効果があり、ミヤリサンは酪酸菌を配合した整腸剤で、腸内環境を良い状態にしてビオチンの吸収を高めます。
ビオチンを摂取することで、免疫の暴走や代謝障害を改善しアトピー改善に働くのです。

薄毛や抜け毛の予防

ビオチンはタンパク質代謝の補酵素として、体の隅々の末端組織の生成にも大切なビタミンです。

例えば髪の毛や皮膚、爪などにも影響を与えます
ビオチン不足は皮膚内のコラーゲンも減り、カサカサの荒れた状態になります。
当然頭皮も同じような状態になります。
畑で言えば頭皮は土壌であり、植物は髪の毛ということになります。

つまり土壌が健全でなく植物が健全であるわけはないのです。
土壌である頭皮が荒れた状態では髪の毛にも栄養が行かず、結局抜け毛となり薄毛になってしまうのです。

そのため薄毛、抜け毛対策や予防にも、ビオチンは重要なビタミンだと言えるのです。

また、葉酸も同様に髪の細胞に関わります。

胎児の奇形リスク軽減

ビオチンの不足によって胎児にも形態形成の部分に影響を受けることが報告されています。
また母胎にも影響が出やすく、食欲不振、憂鬱喚、湿疹、睡眠不足、神経障害などのリスクがあるのです。

そのため母胎から栄養が摂りにくくなることで、胎児への栄養不足の恐れも出てしまいます。
また、精神的な落ち込みや睡眠不足などによりストレスがたまりやすく、胎児には悪影響となってしまうのでビオチン不足も意識しなければなりません。

ちなみに同じビタミンB群の仲間である葉酸も同様に神経細胞に関わる働きをします。

ビオチンが欠乏した時の症状

ビオチンが欠乏して起こる代表的なものとして

  • 肌のハリやツヤが低下
  • 毛髪の艶やボリューム低下
  • 白髪が目立つようになる
  • 食欲低下
  • 吐き気や胸焼けが起こる
  • 気分が落ち込む
  • 筋肉が落ちる

などがあります。
また、カルボキシラーゼという酵素の補酵素として働くビオチンが不足すると代謝が低下し、エネルギー不足となるため

  • 疲労感
  • 脱力感
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • うつ症状

などを引き起こすのです。
また免疫力低下によって口内炎などが起こりやすくなります。

ビオチンが不足してしまう原因

腸内環境の悪化による不足

腸内環境の悪化ビオチンは腸から吸収されるときに、腸内環境によって大きく影響を受けます。

食品に含有されているときには、ビオチンとタンパク質が結びついた結合型ビオチンの状態ですが、腸内から吸収されるときには、腸内細菌によってタンパク質から分離され、遊離型ビオチンというかたちになり、体内でいろいろな働きをしてくれるのです。

そのため腸内環境が悪いと、結合型ビオチンから遊離型ビオチンに変換されないため吸収が低下しビオチン不足を招きます

腸内酵素の不足によるビオチン不足

腸内に存在しているビオチニダーゼという、結合型ビオチンから遊離型ビオチンにチェンジするときに必要不可欠です。

このビオチニダーゼが不足していると、やはりビオチンの吸収ができずに不足しますが、特にアレルギー体質の人はビオチニダーゼが不足しやすいと言われています。

ビオチン不足は深刻な問題

ビオチンというビタミン自体、あまり知られていない傾向があり、ビオチンを不足しないように積極的に摂取する努力をしている人も少ないのではないでしょうか。
現代日本人の約70%の人がビタミン不足だというデータがあるほど、深刻な問題なのです。

ビオチンを多く含む食品(100gあたり)

魚貝類 あさり:22.7㎍、ししゃも:17.9㎍、まいわし:15.0㎍、うなぎ(蒲焼き):10.4㎍、まがれい:23.9㎍、たらこ(生):17.6㎍
卵類 全卵:25.4㎍、卵黄:65.0㎍、うずら卵:19.3㎍
肉類 牛肝臓:76.1㎍、鶏肝臓:232.4㎍、豚肝臓:79.6㎍
海藻類 焼きのり:46.9㎍、ほしひじき:17.4㎍、ほしのり:41.4㎍、あおのり:71.0㎍
大豆類 湯葉(生)・14.3㎍、干し湯葉・10.5㎍、糸引き納豆・18.2㎍、きなこ・31.0㎍

ビオチンの目安摂取量

ビオチンの1日の目安量は、18歳以上の男女ともに45~50㎍程度とされています。
推定平均必要量や推奨量のデータが不十分のため、ビオチンの平均摂取量(日本人)を基本に、推奨量ではなく目安量として設定されています。
ビオチンの成人男女の1日の目安量は50㎍です。

また上限については、大量投与しても健康障害の報告などが特にないため設定されていません。

サプリなどで他のビタミンB群も一緒に摂取することで相乗効果

ビオチンを摂取する場合、他のビタミンB群と一緒に摂取した方がお互いの相乗効果によってより高い効果を得られるメリットがあります。

ビタミンB群には「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB6」「ビタミンB12」「ナイアシン」「葉酸」「ビオチン」「パントテン酸」の8種類あり、できるだけビタミンB群同士一緒に摂取するようにしたいものです。

妊活中の女性や妊婦の方が飲んでいる葉酸サプリメントにはビオチンや葉酸を含んだビタミンB群がまとめて配合されているため、それらを上手に利用してしっかり補っていきましょう。
特にママニック葉酸はビオチンを栄養機能食品としているためおすすめです。