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クラミジア感染症は不妊の原因に!症状や治療法について

クラミジア感染症

クラミジアはセックスによって広がる感染症ですが、症状がないことで自覚を持っている人が少ないため、どんどん広がりを見せています。
不妊治療が進んできた現在、不妊治療をして始めてクラミジアに感染していることが判明する場合も。

卵管障害などの不妊原因にもなるので妊活を始めるときには前もって検査しておくことがおすすめです。
クラミジア感染症についてもう少し深く掘り下げてみましょう。

なぜクラミジア感染症は不妊に影響する?

クラミジア感染症とは

クラミジア感染症は、クラミジアトラコマチスという細菌に感染により発症します。
厚生労働省性感染症報告数では、年間25000人以上の感染報告があり、国立感染症研究所によると、2016年現在、感染者数100万人以上とのこと。

クラミジア感染者年齢別分布
画像引用元:http://www.chlamydia-support.com

日本で最も多い性病の1つで、10代~20代の若い人に増えていると言われています。
2012年、JASEと呼ばれる日本性教育協会の調査では、高校生男子の約6.7%、高校生女子の約13.1%がクラミジアに感染しているという結果も出ているのです。

妊娠中に感染した場合の影響は?

クラミジアに感染したまま妊娠をする女性は、妊婦全体の10~20%ほどと言われています。
年齢が低くなるほど、この割合は高くなると言われているのです。

妊娠中にクラミジアに感染すると、胎児にも悪影響を与えることもあるため、妊娠30週までに妊婦健診で検査を受けるように推奨されています。
妊娠中であっても、無事トラブルのない出産ができるように、できるだけ早い時点で治療をスタートするためにも必ず検査を行うようにしましょう。

妊娠中にクラミジアに感染している場合の危険性として、流産や早産があります。
クラミジアが胎児の卵膜に感染し「絨毛膜羊膜炎」を発症。
それが流産や早産につながります。

また、感染をそのままにしておくと赤ちゃんが産道を通り抜けて産まれてくる時に、クラミジアに感染してしまう可能性もあるのです。
クラミジアに感染しているママから産まれた赤ちゃんの、約1割は産道感染が起こります。
では赤ちゃんがクラミジアに感染するとどうなるのでしょう。

赤ちゃんの約25~50%が「新生児結膜炎」を発症し、20~50%割の確率で「新生児肺炎」を発症するとも言われているのです。
命にかかわることはほとんどありませんが、薬物治療などが必要となり赤ちゃんの大きな負担となります。

クラミジア感染症の自覚症状は

考えている女性のイラストクラミジア感染症の自覚症状は女性の80%、男性の50%は無症状と言われています。

特に女性の場合はオリモノが増えたり、臭いが強くなったり、少し緑がかってくる程度のことがほとんど。

他に少数ですが腹痛や性交の際の痛みがあるとも言われています。
症状としてはあまり酷くはないので、ずっと気づかずに治療をせず不妊の原因になることも多いと言われています。

男性もクラミジアに感染しても症状が現れないことも多いと言われていますが、中には排尿時に少し痛みを感じたり、違和感が起こることも。

また、重度となると尿道の痒みや不快感などがあったり、膿が出ることもあります。
そして男性でも放っておくと、精菅の閉塞による無精子症などのリスクもあるので注意しなければなりません。

自然治癒はする?放置するとどうなるの?

尿道炎、膀胱炎などは雑菌性の炎症で、これは免疫力が高い場合は自然治癒も期待することができます
もともとクラミジアは自分の体に住み着いている常在菌の一種ではありません。
そのため自己防衛機能だけで殺菌することはできないのです。

クラミジアは抗生物質によって殺菌する方法しかありません
症状がなくても、クラミジアはいなくなったのではなく増殖し続けているのです。
放っておくとセックスをした相手への感染路となり、クラミジアを広げることになってしまいます。

そして男性→尿道炎になり、女性→子宮頚管炎になり、そのまま進行していくと男性→前立腺、や睾丸の上部へ進行し、女性→子宮内膜、腹膜、卵管、肝臓へと進行してしまうのです。
そして不妊の原因にもなることもあり、妊娠したとしても出産時に母子感染ということにもなります。

また、HIVウイルスなどの他の性病への感染リスクが、とても高くなるとも言われているのです。

クラミジア感染症の検査方法

医師と患者クラミジア感染症の検査、治療は性病科、泌尿器科、婦人科、産婦人科(妊婦)で受けられます。
男性は尿道を、女性は子宮頸部を検査します。

男性は尿を取りますが、女性の場合は子宮頸部に器具で広げオリモノを少し綿棒に摂るというものです。
クラミジアは感染してから3日過ぎ頃から検査はできます。
結果は即日から数日です。また血液検査でチェックする方法もあり、血中の抗体を検査します。

ただし完治していても1度かかったことがある人は陽性となってしまうので、あまり行われません。
また検査キットも購入できるので、自宅で誰にも分からずチェックすることもできるのです。
検査結果は1週間ほどかかります。

妊娠するためのクラミジア感染症の治療方法は?

薬の説明クラミジア感染症の治療は、一般的に抗生物質で完治します。
妊娠中の場合は、クラミジアの治療薬「クラリスロマイシン」「アジスロマイシン(ジスロマック)」などなら胎児へのリスクもなく使用できるので、早めに治療しましょう。

アジスロマイシンは、特に男女、妊婦にも安心して使用できると日本性感染症学会が推奨している薬です。
服用は約1~2週間以内と言われていますが、治療が遅くなるともう少し長く飲むこともあるので、できるだけ早期発見、早期治療がおすすめです。
症状が重くなってしまうと、数日間の点滴治療などを行うこともあり、完治まで数ヶ月かかる可能性もあります。
完治確認は治療後にもう一度検査をして完了です。

クラミジアの感染のリスクは少ない

クラミジアはそれほど強力な生命力がないため、浴槽やトイレなどからの感染リスクはありません
またクラミジアにかかると、おりものが増えることもあり性器の清潔は意識しましょう。
そして症状が出たり、検査でクラミジアにかかっていることが判明したときには、パートナーと一緒に検査することが大切です。

片方が治療をしても片方は感染したままになっていると、ピンポン感染を起こすことになるので、カップルで治療を行うことが重要となります。

クラミジア感染症になる原因と予防法

クラミジア感染症の原因は性交渉によって感染すると言われています。
クラミジア・トラコマチスという細菌によって感染しますが、この細菌は偏性細胞内寄生体で、細胞に住みついて増殖します。

そのためクラミジアの感染経路は粘膜同士が直接接触しない限りあり得ません。
そのことからも性交渉からの感染経路しか考えられないのです。予防法としては不特定多数の性交渉をさけること。
性交渉は相手とお互いに感染がないか検査をし合い、コンドームなどを使うなども考えましょう。