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妊娠中DHA・EPAはいつから摂取すれば赤ちゃんに効果がある?

DHA・EPAはいつから摂取すれば効果がある?

DHA・EPAは私たちの体には欠かせない成分です。
特に魚料理を食べなくなった欧米型食生活に変わってしまった日本では、なかなかDHA・EPAを十分に摂れなくなってしまいました。

しかし、DHA・EPAは脳に良いということから、赤ちゃんの知能の発育のために摂取したいという方は少なくありません。
「赤ちゃんの発育のためにはいつからDHA・EPAを摂取すべきなの?」
という声も多いことからここではDHA・EPAに関して解説していきたいと思います。

DHA・EPAとはオメガ3脂肪酸の総称

DHAとは

DHA=ドコサ・ヘキサエノイック・アシッド(ドコサヘキサエン酸)。
多価不飽和脂肪酸・オメガ3系の必須脂肪酸の一つ。
脳、神経組織などの働きには欠かせない成分であり、記憶力や思考力などに関係していると言われています。

特に脳の成長にはとても重要な成分で、胎児から子どもの脳の一番成長するときの摂取量によって知能指数が変わるとも言われているのです。
また血液サラサラ効果も高く、生活習慣病の予防にも欠かせません。

EPAとは

EPA=エイコサペンタエン酸。
多価不飽和脂肪酸・オメガ3系の必須脂肪酸の一つ。
EPAは強力な血液サラサラ効果があり、血液を健全な状態にする働きがあります。
また炎症を抑えるためアレルギーなどの予防にもおすすめです。

ARAとは

ARA=アラキドン酸はオイルの一種で、不飽和脂肪酸の中のオメガ6と言われているものです。
オメガ6系の脂肪酸は、必須脂肪酸と言われており、人の細胞を作るためにもとても重要な脂肪酸なのです。

DHA・EPAの効果

脳の栄養になり発育に関わる

夜泣きする赤ちゃんわたしたちの脳内には、水分と脂質が大体同じ量存在しています。
そしてその中のたった5%程度がDHAなのです。
DHAは考える力、記憶、学習に深く関わっており、海馬には特にDHAが豊富に存在しています

DHAが配合されていないミルクで育った未熟児と、DHAが含まれた母乳で育てられた未熟児とでは、母乳で育った未熟児の知能指数の方が、ミルクで育った未熟児よりずっと高かったという結果も出ているのです。

脳の成長にもDHAは欠かせない栄養素であり、最近では胎児や幼児の著しい脳の成長に欠かせないだけでなく、老人の認知症にも効果があることが分かってきています。

炎症を抑える

アトピーの子供特にEPAは炎症を抑える働きがあります。
炎症は免疫機能によるもので、外敵の侵入を熱によって守るという効果があります。
しかしこの免疫機能が暴走してしまうと、アレルギーやリウマチなど逆に自分を攻撃してしまうことになるのです。

EPAはこのような炎症体質も改善し、アレルギーなどを予防し、今発症しているものを緩和する働きがあるのです。

血管障害の予防や改善をする

血管のイラストDHA・EPAは血管壁の細胞膜を柔らかくしていく効果があり、血管を若々しくして高血圧を予防します。
また赤血球の細胞膜の柔軟度も高めることから、ドロドロからサラサラの血液に改善するのです。

中性脂肪低下や悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールの増やす効果も血液の状態を良くしていくことにつながります。

また、血液の粘度を低下させる働きもあり、動脈硬化を予防し、命にもかかわる生活習慣病の予防にも深く関わっているのです。
DHAとEPAはお互いの相乗効果によって、より高い血管障害予防効果があります。

いつからDHA・EPAを摂取すべきか

赤ちゃんの知能を高めるためには妊活時から摂取しよう

DHA・EPAは赤ちゃんの脳や臓器などの成長のために重要な栄養分です。
妊娠中にも当然DHA・EPAは重要な成分ですが、実は妊娠中から摂取するのでは遅いとも言われています。
妊娠するとすぐに、脳などの成長のための細胞分裂がスタートします。

しかし、女性が現実に妊娠したことに気づくのは、予定の生理が来ないことがほとんど。
つまりその時期はもう妊娠4週目になっているのです。
生理が来ずに妊娠かと疑って検査に行く頃には、もう妊娠2カ月ということになっています。

そして妊娠2カ月までの期間こそ、胎児の脳や重要期間の成長は著しい時期なのです。
そのため女性が妊娠を自覚してから、DHA・EPAを摂取するのでは遅いということになります。
妊娠した瞬間からDHA・EPAを摂取するためには、まだ妊娠する前の妊活中から摂取しておくことが重要だということになるのです。

遅くても妊娠初期には摂取をはじめよう

妊婦のイラストできれば妊活中から摂取して、妊娠初期からDHA・EPAは摂取したいところですが、もしそれが無理であっても、妊娠初期には摂取したいものです。
つまりDHA・EPAは妊娠に気づいたら、すぐに摂取したい栄養素なのです。

赤ちゃんの脳の成長は妊娠に気づく前から始まっていますが、それからずっと出産するまで脳や体の成長は続くのでDHA・EPAは必要なのです。
そのためベストなタイミングで摂取できなくても、できるだけ早く摂取することを考えましょう。

母乳にはたくさんのDHAが含まれているため産後も摂取が必要

出産した後も、赤ちゃんの脳などの成長のために、母乳には多くのDHAが含まれています。
そのため、お母さんもしっかりDHAを摂取することが大切です。

特に脳の成長が著しいのは大体13歳までと言われています。
そのため、授乳時期が過ぎたら今度は離乳食や食事からDHAを摂取するようにしましょう。
魚を意識して食べさせたり、幼児用のDHA・EPAサプリなどで補給するのもおすすめです。

日本のDHA・EPA年齢別摂取量を見ると、幼児から20代までの摂取が一番少なく、1日の目安摂取量の約5分の1程度とも言われています。
現在の幼児、10代、20代と、もっとしっかりDHA・EPAを摂取するようにしたいものです。

DHA・EPAの推奨摂取量

DHA・EPAの厚生労働省が推奨する1日も目安摂取量は1000mgとなっており、妊娠時には1800mgとされています。

しかし、現実には子どもから老人までの平均摂取量は、目安量の3割~5割程度と日本ではとても減少しています。
そのため妊娠しても普通の食事からでは1800mgを摂取することは、ほとんど難しいと言われているのです。

その上、近年の日本では肉食が中心となり、魚にあまり慣れていない女性も多く、妊娠中に魚をたくさん食べることは難しいのではないでしょうか。
また海洋汚染などによって水銀などの問題もあるため、魚を闇雲にたくさん食べるのも注意しなければなりません。
そのため、現在はサプリメントなどを上手に利用することも必要と言えるのです。

DHA・EPAを多く含む食品

dha・epaDHA・EPAはやはり青魚にダントツに多く含まれています。
特にイワシ、カツオ、サバ、アジ、サンマなどは、他の食品とは比べられないほどの含有量があるのです。
他にも青魚の餌となるクリルオイルにも豊富に含まれています。

クリルオイルはオキアミのことで、サプリの素材となるクリルオイルは南極の汚染のない海で採れた安全なものが使われていることがほとんど。
そのため妊婦用や幼児用のサプリにも、クリルオイル使用のものが増えています。

また、意外と知られていないのがイワシやサンマ・サバなどの缶詰です。
缶詰は魚と煮汁を入れた缶に蓋をし、加熱圧力によって作られるので、調理によって排出してしまうDHA・EPAが一滴ももれずに缶の中に入っています。

魚を調理すると脂分が溶け出してしまうと、多くのDHA・EPAを失ってしまいますが、缶詰は逆にすべてが入っている優秀なDHA・EPA食品なのです。

サプリメントを上手く利用して摂取しよう

特に妊娠中や授乳中には、魚の水銀問題などもあるため、できれば妊婦用のサプリで補給することも考えましょう。
最近妊婦さんの多くに飲まれている葉酸サプリにもDHA・EPAを配合させるものも多くなってきています

また、悪阻の影響のある妊娠中は魚を食べられないこともあります。
出産後も育児に忙しく、面倒な魚料理もなかなか難しいこともあるはず。
でも不足したくない栄養素だからこそ、サプリメントを上手に利用したいものです。