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葉酸不足で招く神経管閉鎖障害とは

葉酸不足で招く神経管閉鎖障害とは

葉酸を摂取する効果として一番有名なのがこの神経管閉鎖障害のリスクを軽減させるというもの。
これは厚生労働省も全国の医師会に向けて発表しており、産婦人科でも推奨されるほどになっていますが、やはり未だ葉酸の必要性というのは浸透したとは言い切れず、摂取を怠っている女性が多いのが現状です。

体内からの葉酸不足は出産に様々な形で関わってきますが、その1つに「神経管閉鎖障害」というものがあります。
ここでは神経管閉鎖障害のことや葉酸の必要性について詳しく解説していきたいと思います。

神経管閉鎖障害とは

神経管閉鎖障害とは赤ちゃんの先天性疾患の一種と言われており、脳や脊髄などの神経管(中枢神経系のもと)が作られる妊娠4~5週目に発症する先天性異常です。
中枢神経系がうまく形成されず異常が起こると、脳や脊椎が離れてしまう状態になってしまい、神経管閉鎖障害になってしまいます。
この神経管閉鎖障害は大きくわけて2つあり、

  • 二分脊椎症
  • 無脳症

といった種類にわけることができます。
全体で見るとまだ発症のリスクは低いと言えますが、日本も年々障害の発症率は上がっているので気を付けておきたい障害の1つです。

二分脊椎症とその症状について

神経管の下部で閉鎖障害が発生し、脊髄や脊柱が正常に生成されないことを「二分脊椎症」と呼びます。
主に
上下肢の神経麻痺(下半身の神経が麻痺してしまい歩行や運動が困難になってしまう)
膀胱直腸麻痺(排便・排尿などがうまくコントロールできない、排便がうまく出ない)
などの症状が出ます。

二分脊椎症は脊椎の背中の骨が開き一部が外に露出する「開放性二分脊椎(脊髄髄膜瘤)」と開いた骨が正常な皮膚に覆われる「潜在性二分脊椎」にも分けられます。

開放性二分脊椎は出生後に発症するためすぐ手術をする場合がほとんどです。
また、脳内の脳脊髄液がうまく循環されず、水頭症などの合併症が70~80%の確率で発生することもあります。

潜在性二分脊椎は幼児期に症状が見受けられることは少なく、主に成長期になるとその症状が現れるのが特徴です。

無脳症とその症状について

二分脊椎症とは反対に神経管の上部で閉鎖障害が発生し、脳や脊椎がうまく作られなかったり、脳が全くなかったりする病気を「無脳症」と呼びます。

主に頭蓋骨や頭頂部から脳が露出してしまうことや、眼球がなかったり、唇が奇形してしまったりという症状が発症し、そのほとんどが生後1週間ほどで亡くなってしまいます。

無脳症は妊娠4ヶ月頃の超音波検査で診断することができ、血清蛋白A-フェトプロテイン(AFP)が母親の体から検出されることでその診断は確実なものとなります。

そのため無脳症と診断された方の多くは人工中絶を決断する方がほとんどで、親としては非常に辛い想いをする病気の1つです。

神経管閉鎖障害になってしまう原因

神経管閉鎖障害を招く原因としては様々なことが考えられていますが、主に体内の葉酸不足、抗てんかん薬の副作用、ビタミンAの過剰摂取などが主に挙げられています。

葉酸の欠乏

体内から葉酸が不足してしまうと神経管閉鎖障害の発症リスクが高まってしまうと言われています。
元々葉酸には胎児の神経や脳をつくる働きがあるため、これらが体内から不足すると細胞分裂がうまく行われず赤ちゃんの発育に影響が出てきてしまうというわけです。

抗てんかん薬の副作用

興奮を抑制させるために使用されることの多い抗てんかん薬ですが、抗てんかん薬を長期にわたって服用すると神経管閉鎖障害の発症させてしまう原因になるとも言われています。
抗てんかん薬と言っても様々な種類が存在しますが、催奇形性の強いものはおそらく「バルプロ酸」の抗てんかん薬とされています。

ビタミンAの過剰摂取

ビタミンAは本来胎児期の赤ちゃんの細胞分裂を助ける大切な栄養素です。しかし妊娠中の過剰な摂取は神経管閉鎖障害の原因になる可能性があるとも言われています。
葉酸サプリメントにもビタミンAが配合されているため、過剰摂取になる心配をする妊婦の方も非常に多いです。
ビタミンAの過剰摂取については別記事で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。
>>妊婦さんが気になるビタミンAの過剰摂取問題

細胞増殖に必要な葉酸

上記で葉酸の欠乏は神経管閉鎖障害の原因にもなると解説しましたが、葉酸は水溶性ビタミンのため体内には蓄積されにくく、食事からも十分に摂取することが難しい栄養素と言われています。
そのため厚生労働省は吸収率の高いサプリメントなどでの葉酸の摂取を推奨しており、今では産婦人科でも葉酸サプリが勧められているというわけです。

細胞増殖は妊娠初期に多く行われるためその時期に葉酸を不足させないことが大事なポイントになってきます。
葉酸サプリを摂取することにより神経管閉鎖障害の発症確率を70%減らすことができるとも言われているため、妊娠初期の妊婦さんはもちろん妊活中の方も是非葉酸サプリを摂取しておくことをおすすめします。

>>当サイトでおすすめの葉酸サプリ