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子宮内膜ポリープは不妊になる?原因や治療法について

子宮内膜ポリープ

妊娠するためには、できるだけ子宮内の環境を良くしておき、受精卵が着床しやすくすることが大切です。
そのためには子宮筋腫や子宮内膜ポリープは、着床を妨げてしまう原因となるかも知れません。

ここでは着床障害の1つである子宮内膜ポリープがなぜできるのか、できるとどのような症状があるのか、治療はどのような方法があるのかなどご紹介したいと思います。

子宮内膜ポリープとは?ポリープの大きさは?

子宮内膜ポリープは子宮内膜の部分より内側に向かってキノコが生えるようにできるポリープです。
子宮筋腫のように大きくなるものは少なく、大体1㎝程度のものがほとんどで、2㎝程度の大きさのポリープは全体の2割弱程度しかありません

また、単体で発症することもありますが、幾つも発症することも珍しくないポリープです。
ほとんどは子宮筋腫のように良性ですが、たまに悪性があるので検査はしっかり行うようにしましょう。
特に40~50代の女性に多い疾患ですが、妊娠を希望する女性の20%程度に子宮内膜ポリープがあると言われています。

子宮内膜ポリープの症状

症状はほとんどないと言われています。
不正出血や生理出血量が多いことによって発見されることが多いようです。
人によってはひどい生理痛や貧血などの症状がある場合も。

しかし生理痛もまったく感じない場合も多く、あまり発見されない場合もありますが、不妊の原因になる部位なので注意が必要です。

また、超音波検査やMRI検査によって子宮内膜ポリープが発見された場合も珍しくありません
子宮内膜ポリープと子宮筋腫の一種である粘膜下筋腫とはなかなか区別がつきにくいと言われているのです。

悪性である確率は?

子宮内膜ポリープはもともと悪性腫瘍ではありません。
子宮内膜ポリープは、子宮の内側にある子宮内膜の細胞の一部の変化によってできるものです。

たまに大きくなることもありますが、小さなものから大きくなっても良性のポリープであることがほとんど
本当に希に悪性の場合がありますが、ほとんどないと考えられます。

心配であれば検査を受けよう

女医と患者しかし1%であっても可能性がまったくないわけではないので、子宮内膜ポリープの検査では組織診による癌検査はしたいものです。
子宮内膜ポリープの場合は特に治療を急ぐことはありませんが、癌など悪性のものであれば急いで治療が必要なので検査だけはしっかり行いましょう。

また、子宮体癌が子宮内膜組織から発生することから子宮体癌を子宮内膜癌というふうに呼ばれており、子宮内膜ポリープは癌だというイメージができてしまっているようです。

癌の検査としては、検査器具を使って子宮の中から子宮内膜の組織を採取し、顕微鏡でがん細胞の検査をする子宮内膜細胞診があります。

より精密に検査をするなら、子宮の内側から採取した組織から癌の有無や進行までチェックすることのできる子宮内膜組織診も可能です。
また、内視鏡で直接観察する子宮鏡検査などがあります。

子宮内膜ポリープの検査方法

超音波検査

超音波検査超音波検査は、一般的にまず最初に行う検査です。
子宮内膜ポリープは超音波検査で見つけることができますが、生理と内膜の関係があるため、タイミングによっては超音波検査では見つけられない場合もあります。
そのため超音波検査を受ける時期は、月経の直後が最適と言われているのです。

そして超音波検査では一つひとつのポリープの個数や大きさが分からないこともあり、全体に固まって発症している部分だけを発見することができます。
そのためもっと詳しく検査する場合は、生理食塩水を子宮に注入しながら、超音波検査を行う場合もありますが、痛みなどは特に心配するほどのことはありません。

子宮鏡検査

もう一つの検査法として子宮鏡検査があります。
子宮鏡検査は超音波検査と違い、見つけにくい小さなポリープもはっきり発見することのできる検査です。

この検査も月経直後がおすすめで、それ以降数日たってしまうと子宮内がはっきり見えないことも。
子宮ファイバースコープという細い内視鏡を使用して、子宮の内側を撮影することができるのでより精密に検査できるのです。

不妊で悩んでいる場合は、子宮鏡検査により子宮内膜ポリープの有無をはっきり検査することをおすすめします。

子宮内膜ポリープの治療方法

子宮内膜ポリープの治療は薬物治療と手術がありますが、手術の場合は「子宮鏡下内膜ポリープ摘出術」「内膜掻爬術」があります。

薬物療法は中容量ピルを利用して、子宮内膜ポリープを治療する場合もあります。
月経の際に子宮内膜が剥がれてしまうことで、トラブルが起こるので中容量ピルは女性ホルモンの調整ができるので改善されることもありますが、その効果には個人差があります。
子宮内膜ポリープの多くが良性のため、手術療法の緊急性はありません。

月経過多や不正出血などがある場合は不妊症の原因にもなるので、妊娠を望んでいる場合はポリープを取り除くことが必要です。

手術後は妊娠できる?

子宮内膜ポリープは着床困難のための不妊原因になるため、妊娠を考えている場合に、子宮内膜御リープが見つかったときには切除をします。
手術は2通りありますが、どちらも切除しても根元が残っていると再発することもあり、定期的に検診を受けることが大切です。
特に妊娠を希望している場合は、術後の経過が良く子宮内膜が厚くなると、妊娠しやすくなります。

術後に特に問題がなければ、翌周期から妊娠可能といわれていますが、その人の術後の症状もあるので医師と相談をしてみましょう。

不妊原因がすべてはっきりしているわけではないので、手術後に100%妊娠するとは言い切れませんが、手術前より妊娠の確率は高くなります。

手術の費用や入院期間は?

手術は主に2種類あります。

手術方法 手術費用 詳細
内膜掻爬術 約2~3万円前後 鉗子やキュレットという器具を利用して行われる
子宮鏡下内膜ポリープ摘出術 約4~10万円前後 子宮鏡を膣に入れ、子宮内を観察しながら電気メスを利用する

手術は大体20分程度と言われていますが、もちろんその前に子宮口を広げる処理をしたり、水分補給の点滴、血液検査、心電図検査などを行います。
そして麻酔が解けて落ち着くまでベッドで休み、大体10時頃から病院に入り、昼前に手術をして夕方4時ぐらいには帰宅病院もあります

もちろんその人の状態により日帰りもありますが、病院によっては問題がなくても安全のため1泊2日~2泊3日の場合も考えられます。
入院する場合は病院によっても費用が違うので一概には言えません。
最初に医師に確かめることが大切です。

子宮内膜ポリープになる原因

子宮内膜ポリープができる原因は不明な部分も多く、分からないと言われています。
しかし、その中でも女性ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)による刺激によって、子宮内膜ポリープが発症するのではないかと考えられています。

子宮筋腫と同じようにエストロゲンが過剰に分泌されていると、ポリープが大きくなったり、数が増えたりすると言われているのです。
子宮内膜がエストロゲンに過敏に感じることで、子宮内膜ポリープだけでなく子宮内膜症や子宮筋腫などの発症も考えられています。

しかしエストロゲン分泌の多い20~30代にはポリープの成長が多く見られ、閉経が近づくにつれて成長が止まる子宮筋腫とは違い、子宮内膜ポリープの発症の多い年齢は40~50代なのです。
つまりエストロゲンとの関係だけではなく、何か別の原因があるのではないかと考えられているのです。

再発する確率や再発を防ぐためには

手術をしてもポリープの根元がしっかり切除できていなかった場合、子宮内膜ポリープは再発をしやすいと言われています。
再発した場合、その都度ポリープを摘出して切除する必要があります。

再発を防ぐための明確なポリープをできにくくする方法というのは解明されていません。
ただし、子宮が冷えていたり、子宮の血液の流れが悪いとポリープや筋腫ができやすいのではないかと言われています。

そのため、普段から冷え性体質の方や貧血体質の方はその辺の体質改善を意識することで再発の確率を低くすることができるかもしれません。